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末期の水

末期の水(まつごのみず)は、臨終後に故人の口に水を含ませる仏教の儀式です。この儀式は、故人が安らかに旅立てるようにとの願いを込めて行われます。以下に、末期の水の意味や手順について簡単に説明します。

意味と由来

末期の水は、お釈迦ざまが亡くなる前に水を求めたという故事に由来します。この儀式は、故人があの世でのどが乾かないように、または生き返ってほしいという願いを込めて行われます。

手順

  1. 準備: 脱脂綿やガーゼを箸や筆の先に巻き、水を含ませます。
  2. 実施: 故人の唇を湿らせるように、上唇から下唇へと順に水を含ませます。無理に口の中に入れる必要はありません。
  3. 順番:通常、配偶者から始まり、子供、親、兄弟姉妹といった順番で行います。