
卯月(うづき)は旧暦の4月を指す言葉で、現在では新暦の4月の別名として使われることが多いです。その由来にはいくつかの説があります。
・卯の花が咲く月:アジサイ科ウツギ属の植物に咲く花「卯の花」が由来とされています。
・十二支の卯:十二支の4番目である卯(うさぎ)が4月にあてはめられたという説
・稲作の始まり:稲を植える月を意味する植月(うゑつき)や種月(うづき)が転じたという説
・万物の始まり:農耕が始まる月であることから、「産む」や「初ぶ」の「う」が由来とされる説
また、卯月には「夏初月(なつはづき)」や「初夏(しょか)」などの別名もあります。旧暦では4月が夏の始まりとされていたため、これらの名前が付けられています。
節分(せつぶん)日本の伝統的な行事で、立春の前日に行われます。この日は「季節を分ける」という意味があり、冬から春への移り変わりを示します。節分には、悪霊を追い払い、服を招くための様々な風習があります。
豆まき:鬼(おに)役の人に向かって「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまきます。これは邪気を払うと同時に福を呼び込むためです。まいた豆は都市の数だけ食べると良いとされています。
鬼打ち:鬼の面をかぶった人を追い払う儀式です。子供たちが特に楽しみにする行事の一つです。
恵方巻き(えほうまき):節分に、特定の方角を向いて無言で巻きずしを食べる習慣です。
節分は、単に季節の変わり目を祝うだけでなく、家族や地域の人々とのきずなを深める機会でもあります。多くの神社お寺でも、節分の行事が行われ、豆まきや厄除けの祈願が行われます。