よくあるご質問

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「参列」と「列席」の違い

どちらの言葉も出席するという点では同じですが、現在では使用する穂との立場で使い分けがされている事が多いようです。

参列とは「式などに参加する」という意味をもちます。列席という言葉には「席に列なる」という意味があります。まず葬儀等で、参列は式典等に参加する故人の知人、友人等、招かれる側が使用するケースが多いみたいです。列席は、執り行う主催者側が使用するケースが多いみたいです。葬儀以外でも参列や列席という言葉を使用する場面があります。例えば祝い事の結婚式でも「参列」と「列席」の使い分けはあるようです。参加する側は参列を使用し、来てもらう立場の方は列席を使用するという具合です。

粗供養について

粗供養(そくよう)とは、参列に来られた方にお配りする簡易の返礼品の事です。お香典の有る無しにかかわらず、全員にお配りします。お通夜の粗供養はお茶やコーヒーなど口に入れるもの、お葬儀の粗供養はタオルやハンカチなどが一般的です。品物にはお礼状を添え、宗派によってはお清めの塩などを添付する場合もあります。また古くからの慣例により、お通夜の供養品は袋に入れずにそのままお渡しする地域もあります。(急な不幸事でとり急いでおり、行き届かないさまを表しているとも言われています)

六曜その2

さて、葬儀に関係がありそうな「仏滅」と「友引」についてです。

 

仏滅(ぶつめつ) 「仏が滅するような」大凶日とされています。「滅びることは新たなスタートに結びつく」という前向きな解釈も存在します。一見、葬儀には不適当なイメージですが、中国の占い由来ということからも仏教には何の関わりもなく、仏滅だからといって葬儀や法事を避けるという考え方はありません。

 

友引(ともびき) もともとは勝負事が引き分けになる日とされてきましたが、意味が転じ「友を引き寄せる」として幸せのおすそ分けに適した日と考えられるようになり、友引に合わせて結婚式の引出物を贈る人もいるようです。ただし葬儀では、この「友を引き寄せる」という意味が、親しい人を冥界に引き寄せるという事を連想させるため、昔から友引でのお葬式は避けられてきました。尼崎市では原則として友引は火葬場自体が休場日になっており、お葬式を執り行うことはできません。(不定期で開場日あり)

六曜その1

六曜(ろくよう)とは、日の吉凶を判断する考え方のひとつで、中国発祥の時刻占いに由来します。

 

先勝(せんしょう/さきがち) 「先んずればすなわち勝つ」という意味を持ち、訴訟事に勝ちやすい日と言われ、午前中は吉、午後は凶とされています。

 

先負(せんぷ/さきまけ) 「先んずればすなわち負ける」という日で、何をするにも午後に行ったほうが成功しやすいと言われています。

 

大安(たいあん/だいあん) 「大いに安し」の意味を持ち、六曜の中で最も縁起の良い日とされています。

 

赤口(しゃっこう/せきぐち) 「すべてが消滅する日」と言われており、赤い口の鬼が災いをもたらす日とされています。

享年と行年

仏式における没年齢の表記に、「享年」「行年」があります。享年とは、天から賜った命という意味で数え年を指します。行年は、この世に生を受けてから行を積んだ年数ということで満年齢を表します。

ただし、その使われ方も地域や宗教者によってまちまちで、享年を満年齢、行年を数えとする考え方もあります。また、享年にはもともと年齢を指す意味が含まれているため、本来は享年〇〇 と歳を付けずに表記しますが、最近は享年〇〇歳 とする事も増えてきました。本来の意味やその使われ方も、時代の移り変わりによって少しずつ変化していくものですね。

お香典について

近年はお香典を辞退される傾向にありますが、本来お香典は受け取っておかれるのがマナーです。「あとのお返しが面倒だから・・」という声をよく聞きます。ご葬儀の際に確りと記帳をしてもらっておけば、お香典返しはさほど面倒な作業ではありません。

故人が生前に紡いでこられたご縁を忘れず、ご親戚様との今後とも変わらぬお付き合いをお願いする意味も込めて、ご有志は謹んでお受けになられる事をおすすめします。

尼崎の家族葬について

昨今、コミュニティの希薄化や少子化に伴う核家族化などにより、従来のように大規模なご葬儀を行うことはほとんどなくなりました。それに代わって家族や近親者のみで故人を送る『家族葬』が現在では主流となっています。弊社では、数年前より『家族葬』に重点をおき、一軒貸し切りの家族葬専用ホールと専用駐車場を完備しております。

参列者に気遣いすることなく、故人との最期のひとときを家族だけでゆっくりとお過ごし下さい。