よくあるご質問

月別アーカイブ: 2024年7月

初盆

初盆とは四十九日法要を過ぎてから、初めて迎えるお盆のことを言います。地域によって呼び方も様々で、初盆は「はつぼん」「ういぼん」新盆は「にいぼん」「あらぼん」など地方ごとに異なります。内容に相違はありません。但し宗教・宗派によって執り行わない場合もあります。故人様の霊をご自宅にお迎えし、ご家族や知人、友人の方などを招いて供養する日本独自の風習の事です。全国的に概ね7月または8月の13日から4日間かけて行われますが、地域や風習によって異なります。初盆(新盆)の準備で必要なものとしてまず精霊棚を用意します。盆棚とも言われ、故人をお迎えするために位牌を置いてお供えする棚です。次に精霊馬(しょうりょうま)を用意します。キュウリとナスに割りばしなどで脚をつけ、馬や牛に見立てたものです。後、盆提灯やお供え物等、準備をしておくとよいでしょう。

湯灌(ゆかん)の儀式

日本では古くより、人が亡くなると来世への旅路の支度と故人の安らかな成仏を願い、近親者の手で故人の体を清める「湯灌」という儀式が行われてきました。近年は遺族の精神的負担が大きいことや、映画「おくりびと」のヒットの影響もあり、湯灌の儀式は葬儀社が行い、遺族の方には立ち合いをしていただくというスタイルに変化しています。

日本は諸外国と比較してみても、特に風呂を好む国民性であり、赤ちゃんが生まれると産湯につけ、仕事から帰ると毎日風呂に入って一日の疲れを癒し、明日からの活力にするというのは日本人なら誰しもが当たり前の事としてとらえています。

長い人生の終焉を迎えたとき、体を清めて故人の身支度を整え、汚れだけでなくこの世の穢れや悩みもすべて洗い流し、さっぱりとした形で故人を送り出してあげることは、遺族側の心の区切りつけることにも繋がります。故人への感謝と労いの気持ちを胸に、できるだけ湯灌の儀式には立ち合い、安らかな成仏を願って差し上げてください。

埋葬料について

葬儀終了後も遺族は各種手続きに追われることになります。本人所有の自動車やバイク、携帯電話など民間の解約はできるだけ速やかに行いましょう。

また、公的な手続きは所管の役所へ届け出をします。こちらも期限が14日以内となっているものが多いので注意が必要です。。中でも忘れてはならないのが健康保険の資格喪失届です。国民健康保険もしくは後期高齢者医療制度に加入している場合、被保険者証を返還しなくてはいけません。葬儀終了時に精算をした領収書は紛失しないように大切に保管し、被保険者証と一緒に役所窓口にご提示ください。「埋葬料」という名目で、助成金を受け取ることができます。市町村によって金額に差はありますが、尼崎市・大阪市は一律「5万円」となります。